初めてのアルバイトは高校生のとき、地元にある印刷工場でのファイル剥きでした。
日常生活で、「ファイルを剥く」という表現は100%使わないと思います(笑)
なので、稚拙ながら絵を交えてお伝えしたいと思いますw
- 1.ファイルってこうやってくる(納品)されるんだぁ
- 2. ひたすら!黙々とファイルを剥く!!
- 3.夏と言ったらコレしかないのに!!涼しいはずの冷房が牙を剥く!!
- 4.働くって素晴らしい!だけどね・・・
1.ファイルってこうやってくる(納品)されるんだぁ
私たちがよく目にする事務用品のファイルは、だいたい予想通りにこのような形をしていると思います。
商品として販売されているのはこのような形ですが、
工場では用紙を挟む金具を取り付けて出荷するため、大きな厚紙に型抜き用に切れ目が入れられて工場に運ばれてきます。
ファイルの束は台車に乗せられて、それが何十体と、工場内に所狭しと置かれています。
ちなみに、このファイル束ひとつ、かなりの重量があります。
床にドンッと置いたら絶対に持ち上げられません。
試しに持ってみましたが、若気の至りとはこのこと、
ぜ~んぜん、ビクともしませんでしたw
高さも割とあって、台車に乗せられているものの、それでも、ゆうに1mの高さはありました。
2. ひたすら!黙々とファイルを剥く!!
納品されたファイル束を十数枚ごとに大きな厚紙からファイルをくり抜く、剥く作業を朝から晩までやっていました。
何と言いますか、今でも表現に困るのですが、
ファイルを剥く、というか、数十枚持ったファイルを両手の4本指で下から押し上げる、という作業でした(あっ、表現できたw)。
この作業は自分一人で行っていたため、ひたすら、黙々と、ファイルを剥いていました。
これはこれで楽しかったのかなぁと思いましたが、季節は夏。
本当に過酷なのは、この作業ではなかったのです。
生活に身近な、アレが、こんな形で襲ってくるとは夢にも思いませんでした。
3.夏と言ったらコレしかないのに!!涼しいはずの冷房が牙を剥く!!
そのくり抜く、剥く場所は業務用の冷房が直接あたる場所で、
外は灼熱、真夏の暑さにもかかわらず、体感は真冬並みの寒さでした
この絵の通りです。
建物の壁1枚を隔てて、こんなにも違うなんて(笑)
作業中は常に、首にタオルを巻きネックウォーマーをしての作業でした。
お昼休憩の1時間で自宅に戻り、ご飯を食べて午後からまた仕事を再開します
それを何日か続けていると、朝起きた時、あまりの体のだるさとひどい頭痛で起き上がれなくなりました。
これはどうしたことかと家族に相談してみると、
「それは冷房病だよ。エアコンに当たりすぎてるとなるんだよね。」
と言われました。
この冷房病になった時は、
真夏でしたが、熱い湯船に入ったり、電気毛布を掛けて布団にくるまったり、鍋を食べたりしてなんとか体温を上げようと試みていました。
真夏なのに、真冬の生活をしてました(笑)
すると、夜には体のだるさも頭痛も軽減され、翌日にはすっかり完治していました。
それからは冷房病に2、3度かかりましたが、
この時の対策をしていると、そこまで酷い身体的症状にはならずに済みました。
4.働くって素晴らしい!だけどね・・・
夏休み期間中という短い間でしたが、初めてのアルバイトでもらった給料はとても嬉しかったのを覚えています。
当時は現金で受け取っていたため、なおさら嬉しかったですね。
いえ・・・うーん・・・
労働の対価として給料をもらうのはいいのですが、嬉しいと言うか、
「こんなに(お金)もらっていいのだろうか・・・。」
という気持ちがまず先に湧いてきました。
いやー、若いっ!w 純粋すぎwww
心のどこかで別に無給でもよかったのにと思っていたからかもしれません。
働いてはいましたが、ボランティア感覚で働いていたのかもしれません。
だからこういった考えが出てきたのかなと思いました。
とにかく初めてのバイトは冷房病と共に過ごした、怒涛の夏の日でした。